トルネードBBCには、あいさつなど基本的なこととは別にいくつかの決め事があります。

それは、他の人のことを考えるってこと、そしてケガをしないこと、させないことです。

試合って『試し合う』って書きますよね。

日ごろがんばって練習してきたことを、どこまで出来るようになったか相手にお願いして試し合うのが試合です。だから試合前にお互いに「お願いします!」と礼をするのですね。

そんなお願いした相手にヤジを飛ばすのはおかしいですよね。

相手のエラーを喜んだりするのはもってのほかです。相手の子どもたちも自分の子どもたちだと思って接しています。

「勝つことも当然大切ですが、人間性を育成することはもっと大切」だってことをスタッフ全員でいつも確認しています。

野球というスポーツをしていますが、プロや高校と小学生は、実は中身はまったく違うと言うことを指導者は考えなければならないと思っています。

小学、中学の間は成長期の大事な時期です。特に小学生は骨がまだまだ柔らかく、無理をさせるとその骨に引っ付いている筋などに引っ張られ骨が欠けてしまうケガを起こしたります。

一つのチームに力の変わらない投手が何人もいるチームなら大丈夫ですが、突出した投手が一人しかいないチームは勝つためにどうしてもその選手に無理をさせてしまいます。その結果、ケガという代償を払わねばなりません。

そして怖いのはケガは時間差で起きるということです。

少年時代の無理が中学で発症したりします。加害者と被害者が非常にわかりにくいことからこの悲劇はいつまで経っても消えません。

トルネードは最高でも準優勝、ベスト4,8止まりのチームです。

例え勝っていても終盤に球数を超えると投手は交代です。その結果逆転されてもそれが「試し合い」でわかったチーム力なのですから次のためにまたがんばります。優勝を目指し勝ちには行きますが、勝ちだけのみにとらわれないというのはそのためです。

あのときケガさえしなければプロにいけたのに・・・子どもたちには絶対そんな思いをさせたくないとの思いからトルネードは活動しています。

心と身体を大きくして未来のために技術をしっかり伝えていくそれがトルネードベースボールクラブというチームです。